syawaabiruの日記

赤裸々発言

7/31 Kotor

昨晩IHをぶっこわした問題の子豆。おじいがまたやって来てくれた。かれはアパートメントの運営をしてる娘さんのお父さんで、かつて海の男だった。タンカー船に乗って世界をまわり、娘さんは無事大学へ行き、現在産婦人科医をつとめてる。おじいの初めての航海は、先日海運業90年の歴史に幕を下ろしたばかりの三光汽船から。節くれ立った手で、縁のなさそうな電化製品をいじる後ろ姿に申し訳なくなる。けどかれの雰囲気が好きだし、部屋にいてくれると家の人間が増えたようで嬉しい。隣に住んでるからなんでも言ってくれと念を押して帰って行った

 

昼めし。初日にお母さんがホットサンドプレートを買って来てくれた。部屋の備品はこれから揃えるようで、リクエストには基本応えてもらえる。こちらのニンジンにはまり中。スモークしか選択肢のないハムは、この近くの山村Njegušiで作られているみたい。他の地中海地域でも古くから燻製の伝統はあるけど、この村では添加物を使わない昔ながらの塩漬け、燻製、乾燥の工程を踏襲。モンテネグロの地理的特徴、つまり海抜900メートルの新鮮な空気と、海を間近にした湿度がその独特な風味に寄与してる、、らしい

 

午前とは違うシャツを着てあらわれるおじい。甲斐なく息絶えているIH。でも立ち話で、WWⅡ以前家族で山上の城壁近くに住んでいたことを教えてくれた。保証期間内だから業者を呼べるが直るには時間がかかるというので、しばらくするとお母さんが大きなおしりをふりふり、なんと卓上のIHをもって来てくれた。とてもありがたい。いろんな人が親切に出たり入ったりする部屋。私の目を見ながらモンテネグロ語でいろんなことを喋って帰って行った。当然ひとつもわからないが、素敵な麦わら帽子をかぶってた

 

買い出し。いぬ。クレカ端末からレシートが出て来ず困っている女性を見た

 

チャリのチェーンが外れた

 

車のボンネットを開けてうなだれてるおじさんを見た。この街ではいろんなものが壊れるのだと思いたい

 

見た目にはなんだかよくわからないが、とてもおいしいおばあさんのリゾット。安く買ったハードチーズの味もよく昨晩から削りまくってる。そういえばモンテネグロはハムとチーズ、だ

 

たまにあるパッケージのイメージと味がおんなじビール